チャターベイトってスピナーベイトとかスイムジグと似てるよなあ。
どれも巻いて使うルアーだし、使うシチュエーションも似た感じだしホントよく分からない…。
そもそもスピナーベイト・チャターベイト・スイムジグってなにが違うんだろう?どうやって使い分けたらいいんだろ?どれか持っておいたらOK?
誰か教えて!
本記事はこのような疑問をお持ちの方に向けて書きました。
こんにちは、へたっぴ(@hetappi_blog)です。
たしかにスピナーベイト・チャターベイト・スイムジグって使い方や出しドコロが似ていてややこしいですよね!
しかし、これらのルアーの使い分けはシンプルに考えることができます!
それが、「アピール力で考える」ということ。
その理由を、本記事で詳しく解説していきます!
※チャターベイトの基本的な内容(特徴・使い分け・トレーラーワーム・タックルセッティング等)は以下の記事をご覧ください。
- スピナーベイト・チャターベイト・スイムジグの使い分けはアピール力・質で考える理由
- 気にしなくて良い違い(何とかなる違い)について
- 決定的な違いについて(アピール力・音)
- チャターベイトを軸にしたスピナーベイト・チャターベイト・スイムジグの違いと使い分けについて
スピナーベイト・チャターベイト・スイムジグの使い分けはアピール力で考える理由
結論からいうとスピナーベイト・チャターベイト・スイムジグの使い分けは、アピール力の差で考えるのがオススメです。
理由はスピナーベイト・チャターベイト・スイムジグの3ルアーにおいて、「アピール力の差」が変えることのできない決定的な違いだからです。
逆にいうと、スピナーベイト・チャターベイト・スイムジグには気にする必要がない違い(=何とかできる違い)もあるということ。つまり、これらの違いを把握することでそれぞれのルアーを使い分けることができることにつながります。
ということで次の章からはスピナーベイト・チャターベイト・スイムジグの違いを、以下の2つに分けて解説していきます。
- 気にしなくて良い違い(=何とかできる違い)について
- 決定的な違いについて(アピール力・音)
気にしなくて良い違い(=何とかできる違い)について
「チャターベイトとスピナーベイトの使い分け」「チャターベイトとスイムジグの違い」といった記事やユーチューブでよくあるのは、
- チャターベイトはスピナーベイトよりスピーディーに巻くことができる。(スピード)
- チャターベイトは濁ったとき。スイムジグはクリアなとき。(水質)
- スピナーベイトは根掛かりに強い。チャターベイトは弱い。(スナッグレス性能)
といったもの。
これらの意見はたしかに正しいのですが、どれも「工夫すれば何とかなるor昔はそうだった」という内容。スピナーベイト・チャターベイト・スイムジグのどのルアーも昔と比べるとバリエーションが増えて細分化されているので、いまでは上記の違いはほぼ関係ないと言えるレベルになりました。
1つ1つ具体的に解決策を紹介していきます。
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チャターベイトはスピナーベイトよりスピーディーに巻くことができる。(スピード)
まずは「チャターベイトはスピナーベイトよりも早く巻くことができる」という説について。
まず言っておくべきことは、この説は「同じウエイトのものを使用した場合において〜」という前提条件があるということ。しかし、実釣において同じウエイトを使わなければならないという縛りは一切必要ありません。
つまり解決策は簡単で、スピナーベイトのウエイトを上げるだけ。これだけでスピナーベイトもチャターベイトのようにスピーディーに巻くことができるようになります。
よって基本的に、「早く巻きたい!」という理由でチャターベイトを選ぶ必要はないということです。
ただし、「スピナーベイトのウエイトを重くしたいけど、タックルのキャパ的に厳しい」というような場合であれば、チャターベイトを選ぶことをオススメします!
チャターベイトは濁ったとき。スイムジグはクリアなとき。(水質)
次は「チャターベイトは濁ったとき。スイムジグはクリアなとき。」という水質による使い分けについて。
この説に関しての答えは「昔はその通りだったが、今は違う。」です。
たしかに、チャターベイトというルアーが出た当初は金属製ブレードがほとんどだったので「チャターベイトは濁ったときに使うもの」という位置付けでした。
しかし現在はプラスチック素材のブレードを搭載したチャターベイトが登場したことで、クリアウォーターでも対応できるようになりました。
よって、水がキレイだからという理由でチャターベイトを敬遠する必要はありません。
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スピナーベイトは根掛かりに強い。チャターベイトは弱い。(スナッグレス性能)
最後は、スナッグレス性能(根掛かりのしやさ)に関して。
よく、「スピナーベイトは根掛かりに強くチャターベイトは根掛かりに弱い」と言われていますが、この説も「昔はその通りだったが、今は違う」というもの。現在は、チャターベイトの選び方・工夫で簡単に解決するので気にする必要はありません。
ちなみに解決策は、
- ガード付きのチャターベイトを使う
- 少しボリュームのあるトレーラーワームを使う
という至ってシンプルなもの。単純ですが効果絶大なので、ぜひ試してみてください。
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スピナーベイト・チャターベイト・スイムジグの決定的な違い(アピール力・音)
前章でお伝えした通り、スピナーベイト・チャターベイト・スイムジグにおいて、スピードや水質(クリアorマッディ)・スナッグレス性能の違いで使い分ける必要はほとんどありません(カバーすることができます)。
しかし以下の2つに関してはカバーすることができない決定的な違いですので、これらのルアーを使い分ける上で必ず把握しておきましょう。
- アピール力(フラッシング・バイブレーション)
- 音
アピール力(フラッシング・バイブレーション)
スピナーベイト・チャターベイト・スイムジグの決定的な違いの1つ目は、「アピール力(フラッシング・バイブレーション)」です。
細かな数字はあくまでボクのイメージですが、スピナーベイト・チャターベイト・スイムジグそれぞれのアピール力を1~10までに割り振ると、
- スピナーベイト→10~8
- チャターベイト→7~4
- スイムジグ→3~1
というような差があります。
たしかに、
- アピール力の弱いスピナーベイト(シングルウィロー)とアピール力の強いチャターベイト(大きな金属製ブレード)
- アピール力の弱いチャターベイト(プラスチック製ブレード)とアピール力の強いスイムジグ(強いアクションのトレーラーワーム)
ではそこまで大きな違いはありませんが、
- アピール力の強いスピナーベイト(ダブルコロラド)
- 中くらいのアピール力のチャターベイト
- アピール力の弱いスイムジグ(ナチュラルアクションのトレーラーワーム)
は、それぞれが代用できない立ち位置を確立しています。
なので、スピナーベイト・チャターベイト・スイムジグはアピール力で使い分けるのがオススメです。
音
あまり着目されていないかもしれませんが、スピナーベイト・チャターベイト・スイムジグでは、巻いている時に生み出す音の質が以下のようにまったく違います。
- スピナーベイト→シャリシャリとしたブレードの摩擦音
- チャターベイト→カタカタとした金属の接触音
- スイムジグ→無音(ネイルシンカー型のラトルを入れて微調整は可能)
ただ、個人的には音を変えたから釣果が伸びたということを感じたことはないので、正直なトコロ重要性は分かりません。笑
「そんな違いもあるんやなあ〜」くらいに捉えておいていただければと思います。
ルアーの音を変えると同時に他の要素も変わるので、効果測定ができないんですよね〜。
チャターベイトを軸にしたスピナーベイト・チャターベイト・スイムジグの違いと使い分けについて
さいごは、具体的なスピナーベイト・チャターベイト・スイムジグの使い分けについて解説します。
使い分けといっても、やり方は非常にシンプル。まずはチャターベイトからスタートして、
- 「もっとアピール力が欲しい」と感じたらスピナーベイトに変更
- 「もっとナチュラルに誘いたい」と感じたらスイムジグに変更
- 「このままでOK」と感じたら変更なし
これだけでOKです。
実釣でやる事はこれだけなのですが、これをするためには下準備として自分が使うルアーのアピール力をシステム化しておく必要があります。
間違ってもいいので自分が持っているルアーのアピール力を整理して、自分なりに釣りをシステム化するようにしましょう。
スピナーベイト・チャターベイト・スイムジグのアピール力をシステム化するコツは、「ルアーを泳がしたときの振動の強弱で判断すること」です!
ルアーのボリューム等、それ以外の要素も関係ありますが、基本的に巻いた時に手元に伝わるルアーの振動で判断すればOKです!
さいごに
今回は、スピナーベイト・チャターベイト・スイムジグの使い分けはアピール力で考える理由について解説しました。
一見するとこれらのルアーは出しドコロも使い方も似ていますが、それぞれが替えの効かないルアーです。
状況に応じて細かく使い分けることで、理論的に魚を追い詰めましょう。
少し話題が変わりますが、チャターベイトを自作して独特なアクションを持ったチャターベイトを作り上げるのも楽しいですよ!
気になる方はぜひ以下の記事をチェックして下さい。
また、本記事でわからないことや「◯◯についての記事書いて!」という要望があればなんでも気軽にお声かけください!
それでは!