こんにちは、へたっぴ(@hetappi_blog)です。
今回は、スルッパを3ヶ月使用したインプレと気付いたことについて書いていきます!
スルッパ3ヶ月使用インプレ!耐久性やエラストマー素材への影響が見えてきた
ボクが実際にラッピング式のルアーケース“スルッパ”を3ヶ月使ってみて感じたこと(気付いたこと)は、
- やっぱりスルッパは良い!
- あれ?若干ホールド力が落ちた?
- エラストマー素材との相性が分かった!
- 3ヶ月使って新たな使い方に気付いた!
という4つ。
たしかに若干ながらホールド力が落ちたようにも感じますが、基本的にスルッパには満足していますし、これからもずっと使い続けることでしょう。
とはいえスルッパはそもそもケースの両側から出し入れができる構造のため、Abuルアーラップやビッグベイトラッピングといった他のラッピング式のルアーケースと比べるとホールド力は弱め。なので僅かな劣化でもホールド力が大きく下がることになるため、しっかりとケアすることが大切だと感じました。
ということで、本記事では
- ホールド力が弱くなったスルッパの改善方法
- スルッパとエラストマー素材の相性
- スルッパを3ヶ月使ってみて気付いた新しい使い方
について詳しく紹介していきます。
※スルッパの基本的なスペックや特徴・サイズ感や実際にルアーを収納した様子などは、以下の記事からチェックしてください。
ホールド力が落ちたスルッパを復活させる方法(改善策)
ホールド力が落ちた(劣化した)スルッパを復活させる方法は、以下の6通り。どれも簡単なので、ご自身に合った方法を選んでいただければと思います。
- 重りを乗せてプレスする
- 輪ゴムを巻く
- ビニールテープを巻く
- ぶら下げチューンをする
- スルッパをごっそりジップロックやボックスに収納
- 新しいスルッパに交換するのもアリ
重りを乗せてプレスする
まず1つ目は、スルッパの上に重りを乗せてプレスする方法。要するに、開き気味になったスルッパを強引に元に戻すという体育会系なやり方です。
若干ディスっているように書いてしまいましたが、効果はちゃんとあるので結構オススメです。
ちなみに、重りを乗せる時は、先にスルッパを雑誌や新聞紙などで挟んだ上からにしましょう(※直接スルッパに重りを乗せると、スルッパが変形する可能性があります)。
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輪ゴムを巻く
ホールド力が落ちたスルッパを復活させる方法の2つ目は、「輪ゴムで止める」という方法。少し見栄えは悪くなりますが、これが1番効果があると思います。
ボクのおすすめは、きしめんのように幅が広い輪ゴム。100均やホームセンター・スーパーで簡単に手に入るので、ぜひ試してみてください。
一般的な細さの輪ゴムでも、5本くらい巻けば効果が感じられますよ!
また、お弁当用のゴムバンドやリストバンド・指サックをカットしたもの等でも代用できます!
ビニールテープを巻く
劣化したスルッパを復活させる方法の3つ目は、「ビニールテープを巻く」ということ。これは使っている物が違うだけで、やっていることは輪ゴムと同じ&完全に下位互換なのであまりオススメはしません(使っているとビニールテープがだんだん剥がれます)。
やり方は単純で、ビニールテープをスルッパに巻くだけ。コツはスルッパを1周まるまる巻くのではなく3/4周くらいにしておくことです。
※繰り返しますが、輪ゴムの完全下位互換なのでオススメはしません。
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ぶら下げチューンをする
ホールド力が落ちたスルッパを復活させる4つ目の方法は、スルッパをぶら下げチューニングするということ。この方法は、スルッパを補強するというより「落ちないように蓋をする」という考え方です。
また、スルッパの弱点であった「バッグやパンツにぶら下げて持ち運ぶこと」ができるようになるので、荷物が制限される陸っぱりの方はぜひ試してみてください。
※具体的な方法に関しては以下の記事で紹介していますので、気になる方はそちらをチェックしてください。
スルッパをごっそりジップロックやボックスに収納
「ホールド力が落ちたスルッパを復活させる」という趣旨からはズレますが、スルッパをそのままジップロックやボックスに収納するというのもオススメ。
これにより、
- 「バッグの中でルアーがスルッパから飛び出して、フックがカバンに引っかかった。」
- 「いつの間にかスルッパからルアーが落ちて、無くしてしまった。」
といったトラブルを防ぐことができます。
「それならケースに直接ルアーを収納すればいいんじゃ?」と思われるかもしれませんが、スルッパにはルアーの傷つき防止&フェザーフックの保護という役割もあるので、スルッパにルアーを入れてからボックスに入れることをオススメします!
新しいスルッパに交換する
さいごは、新しいスルッパと交換するという方法。もはやホールド力の落ちたスルッパを復活させる方法でもないですが、スルッパはコスパが良いので考え方としてはアリだと思います。
※ちなみにラッピング式のルアーケースで有名なものはスルッパを含めて3種類(スルッパ・Abuルアーラップ・ビッグベイトラッピング)あるのですが、その中でスルッパのコスパは圧倒的です。
【実験】スルッパとエラストマー素材の相性を確認してみた
ジョインテッドクロー(ガンクラフト)やギルロイドシリーズ(イマカツ)をはじめとするビッグベイトのテールでよく使われているエラストマーという素材は、ワームやルアーと一緒に保管したまま放置すると溶けてしまうことでも有名。
詳しいメカニズムは分かりませんが、エラストマーとプラスチックは相性が良くないようです。
「ってことは、エラストマーをスルッパに入れたままにしたら溶けてしまうかも?」という仮説が立ったので、実際に試してみることにしました。
実験といってもやる事は単純で、「新品のスルッパにエラストマー素材のワームを入れて3ヶ月放置→観察」だけです。
その結果が以下の写真です。
結果は「エラストマー素材のワームをスルッパに入れて3ヶ月放置しても、溶けることはなかった。」というもの。とりあえず、3ヶ月では何も問題ありませんでした。
今回の結果は、あくまで3ヶ月でのものです。
これ以上長くなると結果が変わるかもしれないので、基本的には長期間放置することは避けた方が良いと思います。
せっかくなので、この実験で使ったスルッパとエラストマーワームは引き続きこのままにして、「スルッパ1年使用レポート」を書くときに結果を紹介することにします。
お楽しみに!
新たに見つけたスルッパの活用法
基本的にスルッパに文句はないのですが、そんなスルッパにも「ハネモノやギル系ビッグベイトのように幅が広いルアーの収納が苦手」という弱点があります。
この解決策としてスルッパのインプレ記事(第一弾)を書いた当初は、
- スルッパのサイズを1〜2段階大きくする(長さが非常に余るので、ルアーを複数入れる)
- スルッパに入れるのを諦めてAbuルアーラップやビッグベイトラッピングを使う
という2つを紹介しました。
これらの方法もアリなのですが、それに追加して「余った部分をカットする」という方法があることに(今さら)気づきました。笑
これまでに紹介した2つと合わせて、自分がやりやすいのを選んでもらえればと思います。
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さいごに
今回は、スルッパを3ヶ月使用したインプレと気付いたことについて紹介しました。
本記事で何度もお伝えしている通り、スルッパの満足度はかなり高いです。
- ビッグベイトのようにかさばるルアーを持ち運びたい
- フェザーフックが付いたルアーのフェザーを保護したい
- ルアーとルアーが絡まることでの傷つきを防止したい
- ケースになるべくお金をかけたくない
このような方にとって、スルッパはかなりオススメです。
気になる方はぜひ試してみてください。