今度いく釣り場、ビッグベイトを使うのにピッタリなポイントが1ヶ所あるんよな。そこだけビッグベイトを投げたいけど、でもその数投のためにビッグベイト用の大きいボックスを用意するのも何かなあ…。
なるべくタックルは少なめにしたいから、ビッグベイトは諦めるか。
バッグも持たずに機動力マックスのランガンで素早くエリアをチェックしたい!
でも最低限、
- クランク(レンジ別に3種類くらい)
- バイブレーション
- コンパクトジグ
くらいは持っていかないと全体をチェックできないよな。でも小さなボックスにルアーを入れたとしても、それをポケットに入れると動きにくくなるしなあ。
うーん…。
釣りでストレスを感じる時あるある言いま〜す!
- ボックスからルアーを出すとき、ルアーのフックが絡んで集合体になってるとき〜
- ボックスに入れてたルアー同士のフックが当たって針先がなまったとき〜
- テール付きのビッグベイトのテールが溶けたとき〜
はぁ、辛っ…。
このような方たちにオススメなのが、リョウケから発売されている「スルッパ」です。
こんにちは、へたっぴ(@hetappi_blog)です。
今回はリョウケのスルッパをインプレしていきます!
ルアーを挟んで収納する新しい保管方法のスルッパ。収納に困るビッグベイトやルアーのフック絡み、テールのクセなどの問題を解決してくれる便利グッズです。
今回はそんなスルッパの全サイズを詳しくインプレ。基本的なスペックから実際にルアーを収納した様子、便利な使い方、ちょっとしたひと工夫まで紹介していきます。
良いところも気になるところもそのままインプレしていきますので、スルッパを買おうか悩んでいる方の参考になればと思います。
- スルッパのインプレ
- 実際に色々なルアーを収納してサイズ感を紹介
- 少し注意した方がいいこと(スルッパに合わないルアーの特徴等)
- スルッパを改造してさらに使いやすくする方法
- 参考にしてほしいスルッパの使い方
- スルッパのインプレ
- 販売元のリョウケについて
- スルッパの基本スペック・特徴
- 【リョウケ公式の動画アリ】スルッパの使い方
- スルッパのサイズ別に合うルアーを入れてみた
- 個人的におすすめなスルッパのサイズと使用例
- 【注意点】スルッパが苦手なルアー
- 「どのサイズを選べばいいんだろう?」となったとき
- 【100均DIY】スルッパを加工して使いやすくしてみた
- 【要チェック】スルッパのオススメな使い方
- スルッパの素朴な疑問を解決
- さいごに
スルッパのインプレ
ボクが実際にスルッパを使ってみて感じたことは「即、追加購入決定。でも、スルッパじゃ対応できないルアーもあるのでそこは考慮が必要」ということ。つまり、基本的にはめちゃめちゃ満足ということです。
具体的にどの部分に満足しているかというと、以下の3点。
- シンプル設計(使いやすさ抜群)
- コスパ良し
- 大体のルアーに対応
シンプル設計(使いやすさ抜群)
スルッパの良いところは、なんと言ってもシンプルで使いやすいということ。
- スルッパを握ってひらく
- ルアーを入れる
- 手をはなしてルアーを挟む
たったこれだけ。ボタンやマジックテープといった装飾がまったく無く「ただ握って離すだけ」なのがストレスフリーで気に入ってます。
ただ、シンプル設計ということは逆にいうと、
- ロッドにルアーを付けたまま包む
- カラビナを付けてバッグからぶら下げる
といったギミックは苦手だということです。
このあたりのギミックが欲しい方は、スルッパよりも「ビッグベイトラッピング(スレイジ)」や「Abuルアーラップ(アブガルシア)」あたりの商品の方がオススメです。
スルッパも少し改造すればバッグからぶら下げられるようになります!
道具はすべて100均で用意できて5分もかからないのでぜひ参考にしてみてください!
コスパ良し
スルッパはシンプル設計ということもあり、お値段も比較的リーズナブル。詳しくはこの後の章で紹介するので割愛しますが、
- クランクベイトや中型ミノーが収納できるサイズは1枚あたり約90円
- 180mmクラスのビッグベイトが収納できるサイズは1枚あたり約200円
- 300mmクラスのジャイアントベイトが収納できるサイズは1枚あたり約400円
といった感じです。
素材やサイズ感・ギミックが違うので単純比較するのはダメかもしれませんが、先ほど挙げた「ビッグベイトラッピング(スレイジ)」や「Abuルアーラップ(アブガルシア)」と比べると圧倒的な安さです(ビッグベイトラッピングは1枚で約1600円〜2400円、Abuルアーラップは1枚あたり約800〜900円)。
このタイプの収納ケースは消耗品なので、コスパで考えるとスルッパが圧倒的にオススメです。
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大体のルアーに対応
スルッパはSSSからLまでの5サイズ展開。40mmクラスのメタルバイブやタイニープラグから300mmクラスのビッグベイトまでをカバーします。
しかし、幅広(体高がある)なルアーやボリュームのあるルアーは少し苦手。ルアーとスルッパの長さ的には大丈夫そうでも入らないことがあるので、ボリュームのあるルアーを収納したい場合は気を付けてください。
ボリュームのあるルアーの収納に関しては、「ビッグベイトラッピング(スレイジ)」や「Abuルアーラップ(アブガルシア)」がオススメですね!
ということでボクは、
- スルッパがメイン
- スルッパで入らないルアーはビッグベイトラッピングやAbuルアーラップ
という感じで併用しています!(スルッパの幅広タイプが出てくれたらめっちゃ嬉しいなぁ)
販売元のリョウケについて
本記事を読まれている方やスルッパを手に取った方は「リョウケってどこのメーカーだっけ?」と思われた方も多いかと思います。
それもそのはず。今回紹介するスルッパを販売している株式会社リョウケは、純粋な釣り具メーカーではないんです。
株式会社リョウケのメイン事業は、プラスチック製品の製造・販売。プールのコースロープやウォータータンク・プラスチック容器など、様々な商品を作っています。
そんなプラスチックの専門家である株式会社リョウケが作ったルアー収納ケースが「スルッパ」ということです。
リョウケの商品は国内生産とのことなので品質面でも信頼感がありますね!
ちなみに、スルッパに関しての情報は株式会社リョウケのHPではなく専用のSNSがあるので、そちらをチェックしてください!
スルッパの基本スペック・特徴
SSS | SS | S | M | L | |
サイズ(ヨコ⦅長さ⦆×タテ⦅幅⦆) | 90mm × 40mm | 130mm × 45mm | 180mm × 50mm | 230mm × 75mm | 320mm × 95mm |
価格(税込) | 730円(税込803円) | 840円(税込924円) | 900円(税込990円) | 900円(税込990円) | 1200円(税込1320円) |
入数 | 10枚 | 10枚 | 10枚 | 5枚 | 3枚 |
サイズ
スルッパは、
- SSS
- SS
- S
- M
- L
の5サイズ展開。
細かなサイズはそれぞれ以下の通りです。
- SSSサイズ(90mm × 40mm)
- SSサイズ(130mm × 45mm)
- Sサイズ(180mm × 50mm)
- Mサイズ(230mm × 75mm)
- Lサイズ(320mm × 95mm)
スルッパのサイズで重要なのは長さよりも幅(短い方)です。幅がルアーと同じくらいの場合は入らないことが多いので注意してください。
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価格・入数
スルッパの価格と入数は、
- SSSサイズ(10枚入)・・・803円(税込)
- SSサイズ(10枚入)・・・924円(税込)
- Sサイズ(10枚入)・・・990円(税込)
- Mサイズ(5枚入)・・・990円(税込)
- Lサイズ(3枚入)・・・1,320円(税込)
です。これを1枚当たりの値段で考えると、
- SSSサイズ・・・約80円(税込)
- SSサイズ・・・約92円(税込)
- Sサイズ・・・99円(税込)
- Mサイズ・・・198円(税込)
- Lサイズ・・・440円(税込)
ということになります。
「ビッグベイトラッピング(スレイジ)」や「Abuルアーラップ(アブガルシア)」と比べると、かなりリーズナブルです!!
(※ビッグベイトラッピングは1枚で約1600円〜2400円、Abuルアーラップは1枚あたり約800〜900円)
【リョウケ公式の動画アリ】スルッパの使い方
スルッパの使い方は、最上級にシンプル。「スルッパをギュッとにぎって開いてルアー入れて手を離して固定」だけです。
スルッパ公式のYouTube動画があるので、動画で見たい方はチェックしてみてください。
このシンプルさが良いんですよね〜!
スルッパのサイズ別に合うルアーを入れてみた
ここからは、スルッパにルアーを入れてサイズ感をお伝えします。
スルッパのサイズ別に色々な大きさのルアーを入れてみたので、その結果とちょっとした感想を紹介していきます。
SSS size(90mm × 40mm)
まずは、スルッパシリーズで1番小さいサイズの「SSSサイズ(90mm × 40mm)」から見ていきます。
1000円札とサイズを比べると、だいたい半分くらいです。
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ワイルドハンチ(エバーグリーン)
まずは、エバーグリーンのワイルドハンチ(52mm)。バス釣りをしている方なら必ず持っていると言っても過言ではないくらいの超定番ルアーです。
このように、ワイルドハンチはスルッパのSSSサイズにジャストフィット。あまりにジャストフィットなので、少し出し入れがしにくいと感じました。
ワイルドハンチはスルッパのSSサイズが良いかも。
バジンクランク(O.S.P)
次にスルッパ(SSSサイズ)に入れてみたのはO.S.Pのバジンクランク(50mm)。バジンクランクもまた、バス釣りをする人ならど定番のルアーです。
バジンクランクはスルッパ(SSSサイズ)に入ったのですが、「一応入った」という表現が正しいという位にキツキツ。長さとしては全く問題なかったのですが、バジンクランクのずんぐりとしたボディとワイドリップが引っかかってかなり苦戦しました。
バジンクランクもスルッパのSSサイズの方がストレスなく収納できるかなと感じます。
ステイシー(ラッキークラフト)
続いて試してみたのは、ラッキークラフトのステイシー(60mm)。こちらもシャッドプラグ界のレジェンド的な存在です。
ステイシーをスルッパ(SSSサイズ)に入れると、リップがややはみ出すもののいい感じに収納できました。
シャッドのように細身なルアーはスルッパと相性が良さそうです。
ちなみに、スルッパ(SSSサイズ)は、ヤクルト400とほぼ同じサイズ感でした(サイズイメージの参考になるかは不明ですね…笑)。
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スイムジグ(スイングインパクトファット2.8インチ)
「スルッパならシャッドテールワームのクセを付けずに収納できるかも?」と思ったので、スイムジグ(エグジグハイパーにスイングインパクトファット2.8インチをセット)を入れてみることにしました。
結果は「スルッパにスイムジグは収納できるが、スルッパの挟むパワーにテールが負けた」という感じ。この状態でずっと収納すると、テールに変なクセが付くのは確実でしょう。
よって、結論としては「一時的な収納としてはOKだけど長期保管はNG。」という感じです。
総括するとスルッパ(SSSサイズ)は、やや小さめなクランクベイトでも入れるのに苦戦するサイズ感。今回は試していませんが、もっと小さなアジ・メバル用のルアーあたりがマッチするんじゃないかなと思います!
でも、それであればワンサイズ大きいスルッパ(SSサイズ)でも十分収納できるので、ボク個人的にはスルッパのSSSサイズはあまり出番がないかなと思います。
強いて言うなら、スペアフックを現場に持ち運ぶときは最高のサイズ感だと思いました(これも、Sサイズで対応できますが笑)。
SS size(130mm × 45mm)
次にスルッパのSSサイズをみていきましょう。
1000円札と比べると、ほぼ同じくらいの長さです。
ワイルドハンチ(エバーグリーン)
まずは、スルッパのSSSサイズの時にジャストフィットだったワイルドハンチ(52mm)を試してみます。
やや前後にゆとりがあるものの、スルッパSSサイズもなかなかいい感じ。個人的にはこれくらいスペースがある方が出し入れがスムーズで好きです。
バジンクランク(O.S.P)
次は、スルッパのSSSサイズのときはギリギリ入る感じだったOSPのバジンクランク(50mm)をスルッパSSサイズで試してみることにします。
バジンクランクはスルッパ(SSサイズ)にスムーズに入れることができましたが、長さ的にはかなり余りがでてしまいました。
しかし、これは考え方によってはチャンスです。
このようにルアーを入れた状態のスルッパにスペースが多い場合は、同じサイズ感をルアーをもう1つ用意してスルッパにルアーを2つ入れることができます。
スルッパのサイズを選ぶ時は、大きくて損することはないと思います。迷ったら1つ大きいサイズにすることをオススメします。
ステイシー(ラッキークラフト)
続いてはラッキークラフトのステイシー(60mm)。スルッパのSSSサイズのときはリップが少し出るもののいい感じに収納できましたが、SSサイズではどうでしょうか?
このようにステイシーはスルッパSSサイズに入れるとルアー全体が完全に収納できました。ホールド感もまったく不安を感じません。
ステイシーのように細身のルアーは、スルッパのSSSサイズでもSSサイズでも良さそうですね。
フナベイトハニー(ゲーリーヤマモトYABAIブランド)
続いてスルッパ(SSサイズ)に入れてみたのは、YABAIブランドのフナベイトハニー(67mm)。個人的にトップクラスに気に入ってるルアーです(見ていて癒される上によく釣れるため)。
結果はご覧のとおり。フナベイトハニーはスルッパのSSサイズがちょうど良さそうです。
フナベイトハニーの残念なところは、新品で手に入らないことですね…。
ファットペッパーJr(ティムコ)
次はティムコが誇る名作クランク「ファットペッパー」のダウンサイジング版、ファットペッパーJr(55mm)をスルッパ(SSサイズ)に入れてみます。
良い感じですね。あまりにしっくりきているので、とくにコメントが思いつかないです。
10gクラスのクランクベイトはほぼスルッパのSSサイズで収納できそうです。
レベルバイブ(レイドジャパン)
次はレイドジャパンのレベルバイブ(54mm)をスルッパ(SSサイズ)に入れてみます。リップが付いていないのですんなりと収納できそうな気がしますが、長さの割に体高があるので少し心配です。
レベルバイブの体高が少し心配でしたが、結果としてはスルッパ(SSサイズ)にすんなりと入りました。
バイブレーションプラグはサイズ(長さ)の割に体高があることが多いので、スルッパのサイズは大きめをチョイスする方がベターかと思います。
ちなみに、レベルバイブはバイブレーションプラグの中では小さい部類で、エバーグリーンのウィザー(70mm)や一誠のザリバイブ(67mm)・ザリバイブJr(57mm)、ジャッカルのTNトリゴン70(70mm)はスルッパのSSサイズだと少しキツイ感じでした。
サイドステップ(エバーグリーン)
続いては、エバーグリーンのサイドステップ(117mm)。長さはあるものの細身なルアーなので、おそらく問題なく収納できそうです。
サイドステップをスルッパ(SSサイズ)に入れると、ほんのちょっとリップがはみ出ますがおおむね良好でした。
完全にルアーを包みたい場合は、ワンサイズ上のスルッパ(Sサイズ)が良さそうです。
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1つのスルッパにルアーを2つ収納することも可能
個人的に結構オススメな使い方は、スルッパのSSサイズに複数のルアーを収納するというもの。
ただしコンパクトなルアー限定の使い方なので、それならばもう1つサイズを上げてスルッパのSサイズを使う方が良いと思います。
スルッパのSサイズであれば、10gクラスのルアーを2〜3コ収納することができます!
個人的には、ぶっちゃけスルッパはSサイズ、Mサイズ、Lサイズの3種類があればOKだと思います(ルアーを保護するという目的であれば、SSSサイズ・SSサイズも活躍してくれるとは思います)。
S size(180mm × 50mm)
次は、スルッパのSサイズを詳しく見ていきます。
スルッパのSサイズは1000円札より少し長いサイズで、幅は500mmとかなり縦長な印象。
ミノーのようなルアーにはピッタリだと思われますが、一般的な幅のあるルアーはどうなるか気になるトコロです。
サイドステップ(エバーグリーン)
まずは、スルッパのSSサイズで試したときに少しはみ出したサイドステップ(117mm)。これはおそらく問題ないでしょう。
サイドステップにスルッパ(Sサイズ)は予想通り、ジャストフィットですね。
おそらく、100mmクラスのミノーやジャークベイトはほぼ大丈夫でしょう。
クランク(3つ)
スルッパのSサイズは、一般的なサイズのルアー(今回はワイルドハンチを使用)であれば3つ収納することができます。
SSサイズの時も言いましたが、この使い方けっこうオススメです(複数収納する目的であれば、SSサイズよりSサイズが断然オススメです)。
サイレントキラー115(デプス)
次はデプスのサイレントキラー115(115mm)。普通サイズのジョイントルアー以上、1ozクラスのビッグベイト未満といった位置付けなルアーです。
この通り、スルッパのSサイズにサイレントキラー115はいい感じに収まりました。よって、スライドスイマー115はもちろん、近いサイズ感のジョイクロ128やアライブベイト(HMKL)などもたぶん大丈夫かなと思われます。
ジョインテッドクロー148(ガンクラフト)
次は、ガンクラフトのジョインテッドクロー148(148mm)。ジョイクロシリーズの中で、オリジナル(178mm)の1つ小さいバージョンです。
結果はスルッパ(Sサイズ)にジョインテッドクロー148はギリギリ入りませんでした。大体ですが、150mmクラスあたりからはスルッパのMサイズを使うことになりそうです。
スルッパのSサイズを総括すると「普通サイズのルアーであれば大体OK」という感じでした!
ビッグベイトや幅が広いルアー以外はほとんどSサイズで対応できるので、持っておいて使い道に困ることは無いでしょう。
M size(230mm × 75mm)
次は、スルッパのMサイズをみていきます。
このクラスになってくると、基本的にはビッグベイト用ともいえるサイズ感です。
ジョインテッドクロー148(ガンクラフト)
まずは、スルッパ(Sサイズ)でギリギリ入らなかったガンクラフトのジョインテッドクロー148(148mm)のリベンジからやっていきます(Mサイズであれば確実に大丈夫でしょう)。
結果は予想通り、スルッパ(Mサイズ)の場合はジョインテッドクロー148は余裕で収納できました。
かなりスペースがあるので、他にもルアーが入れられそうですね!
サイレントキラー145(デプス)
次にスルッパ(Mサイズ)に試してみたのは、デプスのサイレントキラー145(145mm)。サイズ感はジョインテッドクロー148に近いので、おそらく大丈夫でしょう。
これも予想通り、全く問題なくサイレントキラー145はスルッパ(Mサイズ)に収納することができました。
「これだけスペースがあれば、150mmクラスのルアーを2つ入れることも出来そう」と感じたのでやってみると、これがいい感じのぴったりさ。
ルアーによって多少ちがいはあると思いますが、スルッパ(Mサイズ)では150mmクラスのルアーを2つ収納することができそうです。
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ジョインテッドクロー178(ガンクラフト)
次に試すのは、ガンクラフトのジョインテッドクロー178(178mm)。バス釣りをしている方は言うまでもなく、シーバスやトラウトフィッシングでもその名を轟かせる名作ビッグベイトです。
ジョインテッドクロー178は、スルッパ(Mサイズ)にピッタリなサイズ感。おそらくスルッパのMサイズはこのあたりのルアーを想定して作られたんじゃないのかなと思います。
これくらいの大きさ(180mm程度で2ozクラス)になってくると、釣りにもっていく時にボックスが大きくなるので、スルッパがあると大助かりです。
タイニークラッシュ(DRT)
次は、DRTのタイニークラッシュ(約165mm)。手に入れることが難しい大人気のルアーです。
サイズ感でいうと先ほどのジョインテッドクロー178と大きく変わらないのでスルッパ(Mサイズ)に問題なく収納できそうですが、結論をいうとタイニークラッシュをスルッパに収納するのはちょっと難アリです。
その理由は以下の写真。
このようにタイニークラッシュをスルッパに入れると、横に広いトランスファーテールが引っかかって上手く収納することができません。また収納したとしても、テールの形が変わってしまいそうで心配です。
Vテールであれば問題なく収納できるのですが…。
タイニークラッシュをスルッパ(Mサイズ)に収納するときは、少し面倒ですがテールを外すことをオススメします。
もしくは、以下の2つもアリです!
- 落下防止のゴム紐を通してテールだけ出して収納
(【100均DIY】スルッパを加工して使いやすくしてみた) - 「ビッグベイトラッピング(スレイジ)」や「Abuルアーラップ(アブガルシア)」を使う
スルッパ(Mサイズ)に複数ルアーを入れるのもアリだが…
スルッパ(Mサイズ)も、他のサイズと同様に複数のルアーを収納することが可能です。
しかし、スルッパのMサイズはワイルドハンチなら6個も入る大きさ。これだけのルアーを持ち運ぶのであれば、ボックスを使えばいいかなと思います。
ま、いっぱい入れなかったらいいだけの話ですけどね!笑
L size(320mm × 95mm)
最後は、スルッパシリーズで最も大きなLサイズを見ていきましょう。
結構なサイズなので、Lサイズにピッタリなルアーを探す方が大変そうなくらいです。
ティンバーフラッシュJr(エバーグリーン)
今回はボクが持っているルアーの中で1番大きいティンバーフラッシュJr(195mm)で試します。テールを含めたサイズ感でいうと、250mmクラスのビッグベイトというイメージです。
ご覧の通り、スルッパのLサイズにティンバーフラッシュJrのような全長250mmクラスのルアーは余裕で収納できました。
大体のビッグベイトは、スルッパ(Lサイズ)でカバーできると思います。
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ビッグベイト複数入れ
スルッパ(Lサイズ)はかなり大きなサイズなので、180mmクラスのビッグベイトを2つ収納することができます。
しかし、収納するルアーのサイズによってはホールド力が弱くなるので、ルアーが落ちないように注意が必要です。
スルッパのLサイズを総括すると、「250mmクラスのビッグベイトや180mmクラスのビッグベイトを複数持ち運ぶ方にめちゃくちゃオススメ。それ以外の方はMサイズまででほぼOK」です!
個人的におすすめなスルッパのサイズと使用例
ここまでスルッパの全サイズにルアーを入れてサイズ感をインプレした結果を踏まえて、ボクなりにスルッパのおすすめなサイズ(ベスト3)と使用例を紹介していきます。
第3位
ボクが個人的に考えるスルッパのおすすめサイズ第3位は、Sサイズです。
理由は単純。スルッパのSサイズがあればSSSサイズ・SSサイズは必要ないと考えているからです。
もちろんスルッパのSSSサイズやSSサイズにも使い道はある(ルアーの保護等)のですが、ボクはスルッパをルアーの持ち運びのために使おうと考えているので、Sサイズが気に入っています。
ということで、一般的なサイズのルアーを数個入れられるスルッパのSサイズが第3位になりました。
第2位
続いて第2位の発表です。
ボクが個人的に考えるスルッパのおすすめサイズ第2位は、Lサイズです。
理由は、スルッパ(Lサイズ)を使うことでルアーボックスをコンパクトにしつつビッグベイトを持ち運ぶことができるから。つまり、ビッグベイトの泣きドコロの1つである「持ち運びが面倒」という点を解消してくれるということです。
さらにスルッパのLサイズは、250mmクラスのビッグベイトだけでなく180mmクラスのビッグベイトを2つ同時に収納することができるのも強みです。
ということで、スルッパの1番大きい「Lサイズ」が第2位にランクインです。
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第1位
それでは、第1位を発表します。
ボクが個人的に考えるスルッパのおすすめサイズ第1位は、Mサイズ。
理由は、一般的なサイズのクランクベイトから180mmクラスのビッグベイトまで対応できるので、最も汎用性が高いと考えているからです。
「どのサイズのスルッパを買おうかなあ?」という方は、とりあえずMサイズで間違いないと思います。
スルッパのMサイズであれば、必ず使い道が見つかると思います!
番外編
今回ボクのおすすめにスルッパのSSSサイズ・SSサイズはランクインしませんでしたが、これらにも良い使い方があります。
それは、ルアー保護。大きいボックスにがさっとルアーを入れた時のフック絡みやハリ傷などを防ぐことができます。
特に、フェザーフックがついたルアーを個包装するのにスルッパのSSSサイズとSSサイズは活躍してくれます。
ま、スルッパのSサイズでもできるけどね。笑
ということでスルッパはS・M・Lの3サイズでOKというのがボクの結論です!
【注意点】スルッパが苦手なルアー
SSSサイズからLサイズまでの合計5サイズでさまざまなルアーに対応する万能なスルッパですが、そんなスルッパにも苦手なルアーがあります。
それは、長さの割にボリュームがあるルアー。具体的にいうと、ハネモノやギル系ルアーといったルアーたちです。
今回は2つ例を用意したので、1つずつ紹介していきます。
苦手といってもスルッパのサイズを大きくすればいいだけの話なので、あまり深く考える必要はありません!
ダッジ(レイドジャパン)
まずは、ハネモノブームの火付け役ともいえるレイドジャパンのダッジ(114mm)。長さ的にはサイレントキラー115とほぼ同じサイズなので、スルッパ(Sサイズ)が合いそうです。
しかしスルッパのSサイズでは、ダッジを収納することはできません。ボディの両サイドに付いたハネがどうしても引っかかってしまいます。
ということでダッジをスルッパに入れるときは、ワンサイズ大きいMサイズが最低サイズということになります。
スルッパをワンサイズ大きくすると長さが余るので、ついでに複数収納しちゃいましょう!
ジョイントゾーイ(THタックル)
次はTHタックルのジョイントゾーイ(93mm)。ギル系ルアーの大きな特徴でもある体高の高さに加え、サイドにフックが付いているのでスルッパとの相性は悪そうです。
そんなジョイントゾーイに合うスルッパのサイズは、M。入れにくさは感じるものの、なんとか収納することができました。
ハネモノの場合と同じくスルッパの長さがけっこう余るので、他のルアーも一緒に入れるのがオススメです。
ハネモノやギル系ルアーに関しては「ビッグベイトラッピング(スレイジ)」や「Abuルアーラップ(アブガルシア)」がオススメです!
「どのサイズを選べばいいんだろう?」となったとき
本記事では色々なルアーをスルッパに入れてみた様子を紹介してきましたが「この記事に載っていなかったルアーの場合はどのサイズのスルッパを選べばいいんだろう?」と疑問を持つこともあるかと思います。
そんな時は、ルアーの長さよりも高さを意識するようにしてください。
スルッパは構造上、ルアーを収納すると高さが少し短くなります(曲がるため)。つまり、ルアーの高さはスルッパより確実に短くなければいけません。
「ルアーの体高はスルッパのマイナス◯cmが目安」という具体的な情報はルアーの形によって一概に言えないのでお伝えできないですが、スルッパのサイズを考える時はルアーの高さが重要だということをぜひ覚えておいてください。
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【100均DIY】スルッパを加工して使いやすくしてみた
スルッパは悪くいうと、ただのプラスチックの塊。しかし、ただのプラスチックだからこそお手軽に加工することができます。
そしてボクがスルッパによくする加工は、スルッパぶら下げチューン。要するに、スルッパにカラビナを通す穴を開けてカバンやパンツに引っ掛けて持ち運べるようにするというものです。
今回は、そのスルッパぶら下げチューンの手順を紹介しようと思います。
道具は全て100均で揃うので、ぜひ参考にしてください。
用意する物
まずは、用意するものについてです。
用意するものは以下の4つだけです。
カラビナとゴム紐は、穴あけパンチのサイズより小さければなんでもOKです!
パンチでスルッパに穴を開ける
準備物が揃えば、実際にスルッパを加工していきます。
まずは、スルッパに穴をあけていきます。あける穴は、以下の5ヶ所です。
- カラビナを通す穴(1ヶ所)
- 落下防止のゴムを通す穴(4ヶ所)
カラビナを通す穴(1ヶ所)
スルッパの上部(SuRPpaのロゴがある方)にカラビナを通す穴を開けます。
大体でOKですが、あまりギリギリに穴を開けてしまうと耐久性が悪くなりそうなので、ボクはスルッパのロゴの「SuRPpa」の上くらいに穴を開けています。
パンチで穴をあける時は、瞬間的な力で勢いよくやると上手くいきます!
落下防止のゴムを通す穴(4ヶ所)
次にスルッパの下部にルアー落下防止用のゴム紐を通す穴をあけます。
これも適当で良いのですが、ボクは片側に2ヶ所ずつ(合計4ヶ所)あけています。
通常の用途でスルッパを使うときは問題ないのですが、ぶら下げチューンをすると歩く等の振動でルアーが落ちる可能性があります。
なので、ルアー落下防止用の穴とゴム紐はマストでお願いします!
ルアー落下防止用の穴をあけたら、次はそこにゴム紐を通します。
手順は以下の通りです。
- 「ア」の外側からゴム紐を通し「ウ」の内側から外へ出す
- 「ウ」から「イ」の外側に回り込み、「イ」の穴に通す
- そのまま「エ」の穴の内側から外へ通す
- ゴム紐を結ぶ
ま、ルアーが落ちなければなんでもいいです。笑
最後は、ゴム紐を結んで完成です。
ゴム紐の長さの目安は「スルッパ普通に開けられる程度」です!
ゴム紐が短すぎるとスルッパが上手く開かなくなるので、そこだけ注意してください。
【要チェック】スルッパのオススメな使い方
スルッパのオススメな使い方として、ルアーを入れた状態のまま洗うことができるというお手入れ方法があります。
方法は簡単で、
- ルアーを入れた状態のスルッパをそのまま水に付ける
- 風通しの良い日陰で乾かす
たったこれだけです。
スルッパはルアーを入れた状態で独立してくれるので、乾かすときは立てておくだけでOKです!
ボクはめんどくさがりなので100均で買った網目のボックス(包丁用水切り)にスルッパを入れて、そのボックスごと水に浸けて乾かしてます!
海釣りで使ったルアーの塩分を落としてサビを防止したり、水があまりキレイでない淡水で釣りをしてルアーが汚れた場合は、ぜひ参考にしてください。
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スルッパの素朴な疑問を解決
最後は、スルッパ公式のSNS等で見つけることができなかった(ボクの探し方が甘いだけかもですが)スルッパを使う上での素朴な疑問について答えていこうと思います。
今回は以下の3つの質問に答えていきます。
- スルッパの耐久性は?
- エラストマー素材は溶けない?
- 他社の似たようなコンセプトの商品との違いは?
Q.スルッパの耐久性は?
A.分かりません!!
これに関しては、3ヶ月後くらいを目処に長期使用インプレとして新しく記事を作ろうと思います。
しばらくお待ちください。
【追記】公開しました。
Q.エラストマー素材は溶けない?
A.これも分かりません!!
これも耐久性のレポートと同じく、3ヶ月後くらいを目安に使用レポートを作りますので、お待ちください。
【追記】公開しました。
Q.他社の似たようなコンセプトの商品との違いは?
A.主にコスパとギミックの違いです!
スルッパと似たコンセプトの商品には「ビッグベイトラッピング(スレイジ)」や「Abuルアーラップ(アブガルシア)」が挙げられます。
これらと比べるとスルッパはコスパ抜群。サイズによって違いますが、スルッパは他社の商品よりも半額以下で購入することができます。
確かに、「ビッグベイトラッピング(スレイジ)」や「Abuルアーラップ(アブガルシア)」にはロッドにルアーを付けたまま固定できたりバッグにぶら下げる穴が標準で付いていたりします(Abuルアーラップにはついていません)が、それを加味しても高すぎるなというのが正直なトコロ。
スルッパは、ぶら下げチューンをすればいいだけですからね〜!
ただ、スルッパが「ビッグベイトラッピング(スレイジ)」や「Abuルアーラップ(アブガルシア)」にどうしても勝てない部分があります。
それが、スルッパが苦手とするハネモノやギル系ルアーといったボリュームのあるルアーの収納。これに関しては完全に「ビッグベイトラッピング(スレイジ)」や「Abuルアーラップ(アブガルシア)」の勝利です。
ということで基本的にはスルッパを使って、スルッパでは入らないルアーを「ビッグベイトラッピング(スレイジ)」や「Abuルアーラップ(アブガルシア)」でカバーするといった使い方が良いと思います。
株式会社リョウケは、スルッパの幅広タイプを作ったら無双できることでしょう。
さいごに
今回は株式会社リョウケから販売されているスルッパを全サイズ(SSS・SS・S・M・L)紹介しました。
スルッパがルアーボックスに取って代わることはありませんが、そのボックス収納でストレスだった部分を見事に解決する存在なのがスルッパ。すべての釣り人が、使い道を見つけられる優れものだと感じました。
持っておいて損はないと断言できるくらいオススメです。
スルッパに関しての「こんなルアーは収納できるかな?」といった疑問や「今度◯◯をテーマにした記事書いて!」といったご要望があれば、なんでも気軽にお声かけください!
それでは!