ラバージグのトレーラーワームって種類多すぎでしょ。あまりに多すぎるから選び方もよく分からないし…。
ラバージグにセットするトレーラーワームの種類と選び方について詳しく知りたい!
本記事はこのような疑問をお持ちの方に向けて書きました。
こんにちは、へたっぴ(@hetappi_blog)です。
ラバージグのトレーラーワームってほんと種類が多くて、どれをセットするか考えるだけで気が遠くなるレベルですよね!
ですが、トレーラーワームの特徴をしっかり把握することで、状況に合ったトレーラーを選ぶことができるようになります!
本記事で詳しく紹介するので、ぜひ最後までお付き合いください。
- トレーラーワームの役割について
- トレーラーワームの種類・選び方
- ラバージグにセットするときのアレコレ
- 状況に応じたラバージグの選び方
トレーラーワームの役割とは?
まずは「そもそもトレーラーワームって何のために付けるの?」というところを整理していきます。
ラバージグに付けるトレーラーワームには、大きく分けて以下の2つの役割があります。
- ボリューム(アピール力)調整
- フォールスピード調整
ボリューム(アピール力)調整
トレーラーワームが担っている役割の1つ目は、ボリューム(アピール力)調整。
セットするトレーラーワームのサイズを変えることでハイアピールにもフィネスにも寄せることができます。
トレーラーのサイズや形を変えるだけて、けっこう大きな変化になります。
いろいろ試してみて自分なりにベストなセッティングを見つけてくださいね!
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フォールスピード調整
トレーラーワームの2つ目の役割は、フォールスピード調整。つまり、トレーラーワームのパーツによる抵抗感を利用するということです。
大まかにいうと、トレーラーワームの
- パーツが多いとスローフォール
- パーツが少ないとファストフォール
となります!
また、トレーラーワームの抵抗感の違いでアクションさせた時の移動距離も変わります!
じっくり誘いたい場合・手返しよく誘いたい場合に応じて使い分けるようにしてださいね!
ラバージグにセットするトレーラーの種類
なるほど。
ラバージグにセットするトレーラーワームで、アピール力・フォールスピードを調整することができるってことね。
で、具体的にどんなトレーラーをつければいい?
ということで、トレーラーワームの種類や特徴、具体的な選び方について紹介していきます。
まずは、ラバージグに付けるトレーラーの種類について。
トレーラーの種類は、大まかに分けて以下の8種類です。
- グラブ・カーリーテール系
- シャッドテール系
- パドルテール系
- クロー・ホッグ・シュリンプ系
- チャンク系
- ギル系(扁平なシルエット)
- バグ系(虫)
- ポーク
グラブ・カーリーテール系
1つ目は、グラブ・カーリーテール系ワーム。
テールがピロピロとベイトフィッシュのように動くので、スイミングで誘いたい場合にぴったりなトレーラーワームです。
また、ボトムパンピングでは、ベイトフィッシュがボトムの何かをついばんでいるような表現ができます。
スイミングと並んでおすすめな動かし方なので、ぜひ試してみてくださいね。
もちろんカバー撃ちにも使えますが、枝や杭にテールが引っかかることが多いのでヘビーカバーはあまりオススメできません。
やはり基本的にはスイミング・ボトムバンピングで使うのがベターかなと思います!
シャッドテール系
2つ目は、シャッドテール系ワーム。
グラブ系と比べて強くテールが動くので、よりハイアピールで誘いたい場合に活躍してくれます。
使い方はグラブ・カーリーテール系と同じスイミングやボトムバンピングだけでなく、カバー撃ちもOK。テールの引っかかりが少なくすり抜けも良いので、ヘビーカバーも余裕です。
カバーに引っ掛けてシェイクして、ベイトフィッシュが枝に付いているコケをついばんでいるようなアクションすると違和感なくバスを誘えると思います!
パドルテール系
3つ目に紹介するトレーラーワームは、パドルテール系ワーム。パドルテール系とは、ストレートワームにボートを漕ぐ時のオール(パドル)のようなパーツが付いているワームのことです。
パドルテール系ワームの特徴は、速やかなフォールからの着底後にフワッと倒れ込む緩急のあるアクション。また、フォール中は微妙にイレギュラーな動きをするのも良いポイントです。
少しマイナーな存在ですが、けっこう魅力的な動きをするのでぜひ候補の1つに入れておいてください。
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クロー・ホッグ・シュリンプ系
4つ目はクロー・ホッグ・シュリンプ系ワーム。ざっくり言うと、色々パーツが付いている甲殻類っぽいワームのことです。
これらのワームの特徴はフォールやスイミング・ステイ・ジグスト・吊るし等、ラバージグに求められるアクションを何でもハイレベルにこなす総合力の高さ。
トレーラーワームを1種類だけ選ぶなら、クロー・ホッグ・シュリンプ系のワームがおすすめかなと思います。
一括りにクロー・ホッグ・シュリンプ系ワームといっても、
- マテリアルの違い
- 爪の形や重さ
- 触覚がカーリーテールになっているかストレートか
- ボディにパーツが付いているか
などで、個性が大きく変わります。
細かく見極めて、自分が使いやすいトレーラーを探してみてくださいね!
チャンク系
5つ目に紹介するトレーラーワームは、チャンク系ワーム。ポークルアー(※後で紹介します)のワーム版だと認識してもらえたら基本OKです。
チャンク系ワームの特徴は、なんといっても大きな爪。クロー・ホッグ・シュリンプ系のワームと比べると遥かに大きい爪で強く水を動かします。
つまり、クロー・ホッグ・シュリンプ系のワームよりもアピール力を増やしたい場合がチャンク系ワームの出番ということになります。
アクションに関しては、どんな使い方をしても魅力的な動きをしてくれます!
ギル系(扁平なシルエット)
6つ目は、ギル系ワーム。扁平なシルエットをしているワームのことです。
ギル系ワームで絶対に知っておきたい特徴は1点だけです。
それは、「スキッピングがやりやすい」ということ。
カバーの奥にラバージグを滑り込ませたい場合は、絶対的におすすめです(※他の動かし方も十分使えますよ!)。
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バグ系(虫)
7つ目に紹介するトレーラーワームは、バグ系ワーム。さいきん勢力を伸ばしてきている「沈む虫」と呼ばれるジャンルもこれに含まれます。
バグ系ワームの特徴は、
- コンパクトなボディにたくさんパーツが付いている変わったシルエット
- 単体で自重があることが多く、操作しやすい
といったことが挙げられます。
スイミング以外は、どんな使い方でも合わせられるんじゃないかなと思います。
ポーク
最後に紹介するトレーラーは、ポーク。その名の通り、豚の皮と脂身で作られているルアーです。
ポークの特徴は、
- 手入れが少し面倒(保湿しないとすぐカピカピになる)
- 艶かしいアクション(低水温期でもアクションが劣化しない)
- ワームより水押しは控えめ
などが挙げられます。
個人的にはワーム禁止のフィールドや低水温期でなければポークを使う理由はないかなあと感じていますが、「あえてポーク!」という方もいるように、人によって好みが分かれるルアーなのかもしれません。
ポークに関しては、また別記事で深く掘り下げようと思います!
トレーラーの選び方は「どのように誘いたいか?」で決める
トレーラーワームの種類はなんとなくわかった。
じゃあ、そろそろ選び方について教えて!
ということで、ここからはより具体的にトレーラーワームの選び方を紹介していきます。
先に結論をいうとトレーラーワームは、「どのようなアクションで誘いたいか?」ということを明確にすると選びやすくなります。
今回はケーススタディーとして、以下の6つの例を紹介します。
- フォール・ボトムバンプ・スイミング、全てをそつなくこなしたい場合
- 強い水押しでバスを誘いたい場合
- スキッピングを多用する場合
- バスから隠すように誘いたい(目立たなくしたい)場合
- ゆっくりしたフォールでバスを誘いたい場合
- 中層シェイク(吊るし)で誘いたい場合
※トレーラーワームのサイズは同じものとして考えていきます。
考えるポイントは、主にトレーラーワームの
- マテリアル(塩入りorノンソルト)
- パーツの量(多いor少ない)
- 形
です!
フォール・ボトムバンプ・スイミング等、すべてをそつなくこなしたい場合
まずは、「とりあえずセットしておけば何でもできるトレーラーワーム」から紹介します。
と、言いつつ、これに関しては大体どんなトレーラーでもOKなので、逆に「これは避けた方がいいかな」というトレーラーを紹介します。
1種類のトレーラーワームだけで何でもこなしたい場合は、
- グラブ・カーリーテール系
- パドルテール系
- ポーク
は避けるようにしましょう。それ以外であれば、あとは自分の好みでOKです。
- グラブ・カーリーテール系
- パドルテール系
- ポーク
は、一芸に秀でていて汎用性が低いといった位置付けです!(※悪いというわけではありません。)
あくまで適材適所で考えたときに、もっと良い選択肢があるということです!
強い水押しでバスを誘いたい場合
「強い水押しでハイアピールにバスを誘いたい!」といった場合は、
- 大きなパーツが付いている
- 塩が多く入っている
トレーラーワームがおすすめです。
この条件を満たすトレーラーワームは、何といってもチャンク系ワーム。大きな爪でブワッと水を動かしてくれるので、ハイアピールを求めるにはピッタリです。
個人的なおすすめは、レイドジャパンのエグチャンクか一誠のAKチャンク(塩入りのタイプ)です!
※ちなみに、チャンク系ワームとシルエットが似ているものにポークがありますが、ポークは浮力が高く水を押すパワーはあまり強くないのでオススメしません。
スキッピングを多用する場合
スキッピングでカバーの奥をガンガン攻めたい場合は、扁平シルエットのギル系ワームがおすすめです。
特におすすめなのが、ブルフラット(deps/デプス)のノンソルトモデル。塩入りのワームと比べて段違いに丈夫なので、スキッピングの釣りでは確実に重宝します。
唯一の難点は、あまり流通していないというところですね…。
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バスから隠すように誘いたい(目立たなくしたい)場合
ベイトフィッシュ本来の行動のようにラバージグの存在をバスから隠して誘いたい場合は、倒れ込みやすいトレーラーワーム(ボトムを這うワーム)をセットしましょう。
具体的にいうと、
- 水の影響を受けにくいパーツ(≒パーツが少ない)
- 塩が入ったマテリアル
といった条件を満たしたワームであればOKということです。
バスに「おっ!エサ見つけた!!」と思わせることができれば釣れる可能性がけっこう高くなります!
ゆっくりしたフォールでバスを誘いたい場合
ゆっくりとしたフォールでバスを誘いたい場合は、
- 水を受けるパーツが多い
- 塩少なめ(ノンソルトがベスト)
といった特徴を持つトレーラーワームを選ぶようにしましょう。
ボク個人的なお気に入りの1つは、クリーチャーワーム(ゲーリーヤマモト)です!
塩がたっぷり入っているので普通だったらフォールが早くなりそうですが、パーツが抵抗をいっぱい受けてくれるのでかなりスローフォールします!
中層シェイク(吊るし)で誘いたい場合
最後に紹介するのは、中層シェイク(吊るしの釣り)で誘いたい時におすすめのトレーラーワーム。
中層シェイク(吊るしの釣り)のトレーラーワームに求められるのは、「シェイクさせた時によく動く」という特徴。これを満たすのであれば、特に大きな差はありません。
あとは、「何のエサに見せたいか?」を意識してトレーラーワームを選べばOKです。
中層シェイク(吊るしの釣り)に関しては、ラバージグ選びでほぼ決まります!
詳しくは以下の記事で解説していますので、気になる方はチェックしてください。
ラバージグとトレーラーの色について
ラバージグに付けるトレーラーワームの種類や特徴・選び方の解説は以上なのですが、合わせて知っておいてもらいたい内容があるので追記していきます。
まずは、ラバージグとトレーラーワームの色をどうするかについて。要するに「ジグとトレーラーの色を合わせるのとバラバラにするの、どっちが良いの?」かということです。
これに関しての結論は「どっちもOK。ただし、使い分けが大事!」です。
しかし、それぞれメリットが異なるので1つずつ深掘りしていきます!
ラバージグとトレーラーの色を合わせる
まずは、ラバージグとトレーラーワームの色を合わせるパターン。このセッティングをすることで、トレーラーワームの存在をアピールさせつつボヤけさせることができます。
違和感なく誘いたい場合は、このセッティングの方が一般的かなと思います。
ラバージグとトレーラーワームの色は、ご自身のお気に入りでOKです!
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ラバージグとトレーラーの色をズラす
次に紹介するのは、ラバージグとトレーラーワームの色をズラしたセッティング。
一見「え、こんなので釣れるの?」と思われるかもしれませんが、このセッティングは自分で明滅(見せる⇄隠す)を作ることができるのでけっこうオススメです。
つまり、フォール中やアクション直後はラバーにトレーラーが隠れて、その後のフレアでワームが出現するという明滅を作ることができるということです!
※ちなみに、セッティングのコツとしては以下の2点です。
- たっぷりソークしたファインラバー素材のラバージグを使う
- ラバーに隠れる大きさのトレーラーワームを使う
トレーラーワームの付け方・コツについて
トレーラーワームの付け方でも、アクションやシルエットに違いを作ることができます。
詳しくは以下の記事で紹介しているのでサラッと流しますが、具体的にいうと以下の3種類のセッティング方法で違いが生まれます。
- 通し刺し
- チョン掛け
- 浅刺し
また、ラバージグにトレーラーワームをセットする時のコツや注意点についても合わせて紹介しています!
状況に合わせたラバージグを選ぶのも大切
本記事では状況に合わせたトレーラーワームの選び方をお伝えしてきましたが、正直それだけでは不十分です。
ラバージグの釣りでは、
- 状況に合わせたトレーラーワーム
- 状況に合わせた特徴のラバージグ
を選ぶことが重要です。
以下の記事では、自分に合うラバージグの選び方について紹介しています。
ヘッド形状の違いといった基本的な内容だけでなく、
- アイの向き・角度
- ウエイトバランス
- フック形状
- ラバー素材(ファインラバー・シリコンラバー)
などの一歩先をいくラバージグの選び方を説明していますので、気になる方はぜひチェックしてくださいね!
さいごに
本記事はラバージグにセットするトレーラーワームの種類と選び方、そしてラバージグの釣りをする上で知っておいた方がいい内容を紹介しました。
こんなことを言うと元も子もありませんが、ラバージグの釣りに「絶対これ!」といった正解はありません。
つまり、いろいろ試行錯誤をして、自分で正解を見つけることが大事だということです。
ぜひ本記事で読んだ内容を実際に試してみて、自分のモノにしてくださいね。