ゼロワンジグストロング、バイオレータージグそれぞれのインプレは以下の記事からチェックして下さい。
- ゼロワンジグストロングとバイオレータージグの比較と使い分け
ゼロワンジグストロングとバイオレータージグの比較
ゼロワンジグストロング | バイオレータージグ | |
ウエイト | 11g、14g、21g | 3/8oz、1/2oz、5/8oz、3/4oz、1oz |
ウエイトバランス | バランス型 | ヘッド集中型 |
ヘッド形状 | アーキーヘッド | アーキーヘッド |
ラインアイ(向き・角度) | 横アイ・約60° | 縦アイ・約40° |
フック | 4/0 | 超太軸ワイドゲイプフック |
スカート | 極太リビングラバー&シリコンラバー | 極太ラウンドラバー&シリコンフラッタースカート |
カラー | 7色 | 15色 |
価格(税込) | 814円 | 770円 |
発売日 | 2009年10月 | 2011年10月 |
ウエイト展開
まずは、ウエイト展開から見ていきます。
ゼロワンジグストロングのウエイト展開は、
- 11g(3/8oz)
- 14g(1/2oz)
- 21g(3/4oz)
の3種類。
一方、バイオレータージグのウエイト展開は、
- 11g(3/8oz)
- 14g(1/2oz)
- 17g(5/8oz)
- 21g(3/4oz)
- 28g(1oz)
の5種類と、バリエーションの多さではゼロワンジグストロングよりも充実しています。
しかし、手に入れやすさという基準で見れば、
- ゼロワンジグストロングは釣り具店・ネット共に揃っている
- バイオレータージグは釣り具店・ネット共に品薄傾向(特に5/8oz以上は絶滅危惧種)
なので、個人手にはウエイト展開については引き分けかなと思います。
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ウエイトバランス
次にチェックするのはウエイトバランス。ゼロワンジグストロングとバイオレータージグのウエイトバランスはそれぞれ以下の通りです。
- ゼロワンジグストロング・・・シャンク部分までウエイトが配置されているバランス型
- バイオレータージグ・・・ヘッドに重心が集中しているタイプ
このウエイトバランスの違いは、カバー貫通性能やボトムバンピング・中層シェイクといったアクション面に影響する部分です。
使用感が変わるのはもちろん、ラバージグの性能を100%引き出すことにつながるので把握しておいて下さい。
ラインアイ(向き・角度)
ラインアイの向きと角度に注目すると、ゼロワンジグストロングとバイオレータージグには以下の違いが見られます。
- ゼロワンジグストロングは横アイ・角度は約60°
- バイオレータージグは縦アイ・角度は約40°
ラインアイの向き(縦アイ・横アイ)に関しては正直そこまで大きな差はありませんが、重要なのはラインアイの角度。ウエイトバランスと同様に、カバーに対するスリ抜け性能やボトムバンピング・中層シェイクといったアクション面に影響するので違いを把握しておく必要があります。
フック(サイズ・ゲイプ幅・シャンク)
ゼロワンジグストロング(OSP)とバイオレータージグ(デプス)の大きな違いとして、フック形状が挙げられます。
一言でいうとサイズ感がぜんぜん違うということなのですが、もう少し詳しく掘り下げると、
- ゼロワンジグストロングは一般的なラバージグのフックを若干大きくした(4/0フック)サイズ感
- バイオレータージグはゼロワンジグストロングのフックより明らかに大きいフック(サイズ・ゲイプ幅・シャンクの長さ)が搭載されている
ということです。
この違いはゼロワンジグストロングとバイオレータージグを使い分ける上で大きな要素になるので、しっかり把握しておいた方が良いのかなと感じました(どちらが良いとかではありません)。
ゼロワンジグストロングとバイオレータージグの使い分けについて
ここまでの比較をまとめると、ゼロワンジグストロングとバイオレータージグには以下の3つの状況において使い分けることができます。
ボクが個人的にオススメな使い方もプラス(合計4つ)して1つずつ紹介してきます。
- カバーが濃くなる程バイオレータージグの出番
- フォール主体の釣りをするならバイオレータージグ
- オールラウンドさを求めるならゼロワンジグストロング
- 【※】チャターベイトにチューニングして使う場合はお好みでOK
カバーが濃くなる程バイオレータージグの出番
ラバージグの醍醐味の1つであるカバー撃ちにおいては、カバーが濃くなればなる程バイオレータージグの出番です。
理由は、より貫通性能が求められるヘビーカバーにおいてバイオレータージグの
- ヘッドに重心が集中している点
- スリ抜けがしやすい40°アイな点
- 1ozまでラインナップされている点
といった特徴がドンピシャに合うからです。
「うわ…このカバーちょっとキツイかも」というくらいに濃いカバーを見つけたら、バイオレータージグを使ってみて下さい。
「ヘビーカバー攻略はバイオレータージグがオススメ」とはいえ、ゼロワンジグストロングが駄目という訳では決してありません。むしろ、大体のカバーはゼロワンジグストロングでも問題なく攻略できると思います。
なので、「このカバーはゼロワンジグストロングでは少し厳しいな…。」と感じたらバイオレータージグを使うといったイメージで使い分けると良いかなと思います。
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フォール主体の釣りをするならバイオレータージグ
先ほどの章でもお伝えした通り、バイオレータージグはゼロワンジグストロングに比べてカバー貫通性能が高いです。
これは言い換えると、真下へ進もうとするのベクトルが強いということ。つまり、キャストからのフリーフォールやリフト&フォールといったフォール主体のアクションで誘いたいときもバイオレータージグが活躍してくれるということです。
ウィードや杭といった縦のカバーをタイトに攻めたい場合は、ゼロワンジグストロングよりもバイオレータージグがオススメです。
オールラウンドさを求めるならゼロワンジグストロング
ここまではバイオレータージグがゼロワンジグよりもオススメなポイントを紹介してきましたが、もちろんゼロワンジグストロングにもバイオレータージグに勝る要素があります。
それは、総合力の高さ。ゼロワンジグストロングは、どのような使い方をしてもハイレベルなアクションを見せてくれます。
端的にいうと、
- バイオレータージグは一芸(カバー攻略・フォールでの誘い)に富んだラバージグ
- ゼロワンジグストロングはハイレベルなオールラウンダー
といったイメージです。
なので、ゼロワンジグストロングとバイオレータージグは、
- まずはゼロワンジグストロングでスタート
- ゼロワンジグストロングで物足りなさを感じたらバイオレータージグ
といったように使い分けるのがオススメです!
【※】チャターベイトにチューニングして使う場合はお好みでOK
さいごは、使い分けという話ではなく単純に個人的にオススメな使い方として1つ紹介します。
それが、ゼロワンジグストロングとバイオレータージグをチャターベイトに改造して使うということ。これは本気で皆さんに試してもらいたい使い方です。
極太ラバーがゆらゆらと揺れながら泳ぐ様子は、マジでオススメ。ぜひお試しを。
さいごに
本記事では、ゼロワンジグストロング(O.S.P)とバイオレータージグ(デプス)のスペックや特徴の比較と使い分けについて紹介しました。
何度もお伝えしているとおり、両者には「◯◯の勝ち」といった単純な優劣関係はありません。あくまで、状況に応じたオススメ度合いの高さというイメージで考えてもらえればと思います。
それでは。