こんにちは、へたっぴ(@hetappi_blog)です。
今回はデプス(deps)から発売されているバイオレータージグのインプレとおすすめの使い方・タックルセッティング・似た商品のO.S.Pゼロワンジグストロングとの比較などについて紹介します!
バス釣りをしている方はほぼ100%お世話になったことがあると思われるメーカー『デプス(deps)』。
Bカスタムやサイレントキラーといったハードルアーだけでなく、デスアダーやサカマタシャッド・カバースキャットといったソフトルアーでも長年愛される名作を生み出し続けている怪物メーカーです。
今回の主役は、そんなデプスから発売されているラバージグ「バイオレータージグ」。
これもまた良いラバージグなんですよね。
- 【デプス(deps)】バイオレータージグのインプレ
- バイオレータージグの基本スペック・特徴
- O.S.Pゼロワンジグストロングとの比較
- バイオレータージグのおすすめな使い方・タックル等について
【デプス】バイオレータージグのインプレ
ボクがデプスのバイオレータージグを使って感じたことは、「バイオレータージグは超ヘビーカバーからデカバスを獲るためのラバージグ。」というもの。最近とくに流行っているフィネス系のラバージグとは真逆に位置する“強いラバージグ”だなあと感じました。
僕がバイオレータージグを“強いラバージグ”と感じた理由は「バイオレータージグのスペックと特徴」の項目でお伝えしますが、デプスのHPにも「ベビーロッド・20lb以上のライン推奨」と書いてあるので間違いないと思います。
「最近はフィネス系のラバージグが多いけど、ラバージグといえばやっぱりヘビータックルでヘビーカバーを撃ち抜く豪快な釣りでしょ〜。」という方にぜひ試して欲しいのがバイオレータージグです。
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バイオレータージグのスペックと特徴
ウエイト | 3/8oz、1/2oz、5/8oz、3/4oz、1oz |
ウエイトバランス | ヘッド集中型 |
ヘッド形状 | アーキーヘッド |
ラインアイ(向き・角度) | 縦アイ・約40° |
フック | 超太軸ワイドゲイプフック |
スカート | 極太ラウンドラバー&シリコンフラッタースカート |
カラー | 15色 |
価格(税込) | 770円 |
発売日 | 2011年10月 |
モンスターバスを仕留める、ストロングジグ。
年々巨大化していく、日本のモンスターバスを獲るために完成されたバイオレータージグは、対カバーでのスリ抜け性能やスナッグレス性をはじめ、ラバージグに求められる基本性能に更なる食わせ能力を加味し、超太軸ワイドゲイプフックで武装したストロングジグです。
フォール時やスイミング時の僅かな水流でもピリピリと超タイトにバイブレートする、襟巻き状にショートカットされた極太ラウンドラバーのこれまでにない波動がスレきったモンスターバスに絶大なる威力を発揮するとともに、シリコンフラッタースカートをコンビネーションしたオリジナルタイイングがフレア時にタイムラグをもたらし、ロングステイによる誘いでもモンスターを惹きつけるアピール力を持ち合わせています。
また、重心を分散させることなくコンパクトにまとめられた船底状ヘッドデザインと、ヘッド先端に位置するアイポジションはボトムでの操作感を高めるだけでなく、カバーゲームからスイミング、ボトムステイまで幅広いメソッドに対応する高い完成度を誇ります。
デプスHP バイオレータージグの商品紹介ページより引用
ウエイト
バイオレータージグのウエイトは、3/8oz、1/2oz、5/8oz、3/4oz、1ozの5種類。最低ウエイトが3/8ozな所にストロングジグとしての拘りとプライドが感じられますね。
気になる点としては、バイオレータージグ本体にウエイト表記がされていないということ。ヘッド部分にウエイトを刻印する等、パッとみてウエイトが判断できるようにして欲しかったです。
ボクはバイオレータージグのヘッドにマークを付けてウエイトを判断できるようにしています!
ちなみに、週に1回はどこかしらの釣り具屋さんへ行っているボクの感覚では、バイオレータージグはあまり売っていないレアなラバージグです(特に5/8oz以上)。
興味がある方は、見かけたら即購入することをオススメします(※楽天市場では、カラーはあまり選べないですがチラホラ見かけます。しかし、こちらも5/8oz以上は滅多に見かけません)。
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ヘッド形状・ウエイトバランス
バイオレータージグのヘッド形状は、船底の形をしたアーキーヘッドタイプ。適度なスタック感がありながらスリ抜けが良く、また、ボトムでの安定性もある程度備えているヘッド形状です。
つまり、総合的なバランスが良くどんな使い方でもハイレベルにこなしてくれるということです。ただし、ウエイトバランスやラインアイの角度などを加味すると基本的にはカバー撃ちが合うラバージグかなと思います。
ウエイトバランスに着目すると、シャンク部分にウエイトは無くヘッドに集中しているタイプだということが分かります。
これによりカバーへのすり抜け性能がUPし、より軽いウエイトでカバーを攻めることができることに繋がります。
ラインアイ(向き・角度)
バイオレータージグのラインアイの向きは縦アイ、角度は約40°といったところ。
ラインアイの角度が約40°ということからも、バイオレータージグはカバーに対してのすり抜け性能を求めていることがうかがえます(※逆にいうと、中層シェイクや細かく刻むボトムバンピングは苦手です)。
ラインアイの向きに関しては特にいうことはありません(そこまで劇的な違いはありません)。
フック・ブラシガード
「#○のフック」という具体的なサイズは不明ですが、バイオレータージグにはかなりしっかりとした太軸なフックが搭載されています。
また、長いシャンクがトレーラーワームをしっかりホールドするので、水押し(アクション)が強くなります。
やはり、バイオレータージグは徹底的に「ストロングさ」を追求していることが見えてきますね。
ブラシガードに着目すると、その長さと硬さに少し驚くかもしれません。それくらい立派なブラシガードが搭載されています。
太軸なフックと長く硬いブラシガードなので、バーサタイルタックルではなく専用タックルを用意した方が良いでしょう。
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スカート
バイオレータージグに使われているスカートは、極太のファインラバーとシリコンラバーのミックス。ファインラバーとシリコンラバーの両方が使われているので、どちらか一方の素材だけで出来たラバージグと比べるとアクションが複雑で立体的なのが特徴です。
フロント側(ヘッドよりラインアイ側)のラバーに注目すると、バイオレータージグのラバーがあらかじめ短くカットされていることが分かります。
これによりフロント側のラバーはよりレスポンス良くアクションしてくれるという特徴がありますが、正直いうと「カットせずに長いラバーを巻いていてくれれば自分で好きにカットできたのになぁ…」というのが本音です。
とはいえ、ファインラバーとシリコンラバーの両方を使っている時点でバイオレータージグを買う価値があると思います。
ちなみにボクが知っている範囲で、現在手に入れられるファインラバーとシリコンラバーの両方が使われているラバージグは
- バイオレータージグ(デプス)
- ゼロワンジグストロング(O.S.P)
- ゼロスリーハンツストロング(O.S.P)
- エキップハイブリット(プロズファクトリー)
の4種類だけです。それだけバイオレータージグは希少な存在だということです!
カラー
記事執筆時点(2022年11月)で、バイオレータージグのカラーラインナップは以下の15色(※詳しくはデプスHPを確認してください)。
発売から10年以上経っているので今さら新しいカラーは出ないかなあと思うので、おそらくカラーはこのままでしょう(すでに十分揃っています)。
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O.S.Pゼロワンジグストロングとバイオレータージグの比較
基本的に唯一無二な存在のバイオレータージグですが、あえて似ているラバージグを挙げるならばO.S.Pのゼロワンジグストロングが近いと思います。
ということで、バイオレータージグ(デプス)とゼロワンジグストロング(O.S.P)を細かく比較して違いや使い分けについて考えてみました。
※すこし長くなるので、詳しくは以下の記事にまとめています。気になる方はチェックしてください。
【接近戦が特に◎】バイオレータージグの使い方
バイオレータージグはそのストロングさ故に、どんな状況でも使いやすいというわけではありません。要するに、バイオレータージグは使い方を間違えるとその魅力を十分に発揮できないということです。
結論をいうとバイオレータージグの出しドコロは、「ヘビーカバーでハイアピールに誘いたい場合」一択なのですが、それ以外にもぜひ試してほしい使い方がある(合計3つ)ので合わせて紹介します。
- 【使用前】ソークしましょう
- ヘビーカバー撃ち
- チャターベイトにチューニング
【使用前】ソークしましょう
これは前提条件になるのですが、バイオレータージグを使うときはしっかりとソークしてから使いましょう。シリコンラバーの部分に変化はありませんが、ファインラバーの部分がよりハイアピールかつ艶かしいアクションになります。
やり方は単純で、バイオレータージグをベビーオイルに1日(24h)漬けて乾燥させるだけ。お手軽にクオリティを上げられるので、必ずソークするようにしましょう。
ヘビーカバー撃ち
「バイオレータージグといえばヘビーカバー撃ち」というくらいにドンピシャな使い方なのが、普通の人なら敬遠するようなヘビーカバー。さらにそのヘビーカバーでハイアピールに誘いたい場合はバイオレータージグの独壇場です。
強いタックルを組んでヘビーカバーを攻略しましょう。
逆に言うと、ヘビーカバーでハイアピールに誘いたい場合以外であれば他のラバージグで代用できるかなというのが正直なトコロ。
つまり、「バイオレータージグをライトカバーやオープンエリアでも使いたい!」「ブラシガードをカットすれば少し柔らかいロッドでも使えるんじゃない?」と考えるのもアリですが、それであればバイオレータージグよりゼロワンジグストロングやゼロスリーハンツストロングがオススメだと言うことです。
若干ディスっているように聞こえてしまうかもしれませんが「たいていのラバージグは別の物で代用できる中、バイオレータージグには唯一無二の出しドコロがある」という意味なので、むしろ褒めています!
チャターベイトにチューニング
少しイレギュラーな使い方ですが、バイオレータージグをチャターベイトにチューニングして使うのもオススメ。極太のファインラバーをゆらゆらと揺らしながら泳ぐ様子は、たまらなく魅力的です。
これに関しては同じように太いファインラバーが使われているゼロワンジグストロングやゼロスリーハンツもオススメですが、個人的にバイオレータージグはフックサイズが大きくアシストフックが無くても何とかなるので気に入っています。
バイオレータージグを扱うタックル・おすすめのトレーラーワーム
さいごに、バイオレータージグを扱うタックル・おすすめのトレーラーワームについて紹介します。
といっても「快適に扱うことができれば何でもOK」というのが答えなので、参考程度に読み進めてもらえればと思います。
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タックル
これまでお伝えしてきた通りバイオレータージグはヘビーカバーのデカバスを仕留めるための“強いラバージグ”なので、その用途でもストレスなく使うことができるタックルが必要になります。
よって、バイオレータージグには強いカバー撃ちタックル(ヘビーロッド・ハイギヤ以上のリール・太いフロロ)を合わせることをおすすめします。
“強いタックル”の定義は、皆さんがいかれるフィールドや状況(ボート釣りor陸っぱり等)によって変わるのでご自身で色々試して最適解を見つけてください。
ジグロッドの選び方については、以下の記事を参考にしていただければ自分自身に合ったロッドを選ぶことができるようになると思います。気になる方はチェックしてください。
※あくまで参考程度になりますが、ボクがバイオレータージグを使うときのタックルを紹介しておきます。
- ロッド:リベリオン6101HSB
- リール:タトゥーラSVTW(8.1:1)
- ライン:フロロ20lb
トレーラーワーム
バイオレータージグに合わせるトレーラーワームは、狙いのアクションが出せるなら何でもOKです。
個人的なオススメでいうと、アピール力があるチャンク系ワームやクロー・ホッグ系ワーム、泳がせるならシャッドテール系…。
やっぱり、何でもOKです。笑
自信を持って投げ続けられるお気に入りのセッティングを見つけるようにしてください(※トレーラーワームの選び方については、以下の記事で紹介していますので参考にしてください)。
さいごに
今回は、デプスから発売されているバイオレータージグのインプレと使い方・他のラバージグとの比較・タックルセッティングについて紹介しました。
正直いうと、あまり有名ではない&最近は特に存在感の薄いフルサイズのラバージグなのでこの記事はあまり需要がないかなと思います。
興味のある方は、ぜひお試しあれ。