こんにちは、へたっぴ(@hetappi_blog)です。
今回は、O.S.Pから発売されているラバージグ「ゼロスリーハンツストロング」のインプレと使い方、他のラバージグとの使い分けやタックルセッティングの考え方について紹介します!
- O.S.Pゼロスリーハンツストロングのインプレ
- ゼロスリーハンツストロングの特徴・スペック
- 他のラバージグとの比較・使い分け
- おすすめな使い方とタックルセッティング等の考え方について
O.S.Pゼロスリーハンツストロングのインプレ
ボクが実際にゼロスリーハンツストロングを使って感じていることは、おもに以下の2点です。
- 汎用性が非常に高く、ジグゲームの多くの場面で活躍してくれる(※ヘビーカバーは少し苦手)
- ファインラバーとシリコンラバーのミックスによる独特で複雑なアクション
一言でいうと、常に1軍のタックルボックスに入れても良いくらいオススメだということです。
今回は、そんなゼロスリーハンツストロングの基本的な特徴やスペックはもちろん、オリジナルのゼロスリーハンツや他のラバージグとの使い分け・おすすめな使い方・タックルセッティングの考え方についてなるべく詳しく紹介していきます。
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ゼロスリーハンツストロングの特徴・スペック
ウエイト | 3.5g、5g、7g、9g、11g、14g |
ウエイトバランス | バランス型(ややヘッドに集中) |
ヘッド形状 | セミフットボール(フットボールヘッドとラウンドヘッドの中間) |
ラインアイ(向き・角度) | 縦アイ・90° |
フック | セミロングフック |
スカート | 中太リビングラバー&シリコンラバー |
カラー | 8色 |
価格(税込) | 814円 |
発売日 | 2015年6月 |
O.S.P JIG ZERO THREE「HUNTS」は、ビッグバス対応の強度を備えつつも、「繊細な誘い性能」「掛け性能」「スナッグレス性能」を高次元で磨き上げたジグ。
O.S.P HP ゼロスリーハンツストロング 商品ページより引用
このジグに中太リビングラバー&シリコンラバーをミックスタイイングしたのがZEROTHREE HUNTS STRONGである。中太リビングラバーはボリュームアップの効果だけでは無く、繊細な誘いにも機敏に反応し、ビッグバスの口をこじ開け、確実にモノにする喰わせの要素も兼ね備えたオールマイティジグである。
ウエイト
ゼロスリーハンツストロングのウエイトラインナップは、以下の6種類。
- 3.5g
- 5.0g
- 7.0g
- 9.0g
- 11.0g
- 14.0g
幅広くラインナップされているので、ベイトフィネス的な使い方からフルサイズジグとしても使えますね。冒頭でもお伝えした通り、ゼロスリーハンツストロングは一芸に秀でているというよりは総合力の高さが魅力だと思うので、ウエイトの選択肢が多いのは嬉しいです。
ちなみにゼロスリーハンツストロングはヘッド部分にウエイト表記があるのですが、ただ塗装されているだけなので長く使うと塗装が削れてウエイト表記が消えてしまいます。
ラバージグは使えば使うほどヘッドが削れるので、ウエイト表記は刻印にして欲しかったですね。
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ヘッド形状・ラインアイ(向き・角度)
ゼロスリーハンツストロングのヘッド形状は、セミフットボールタイプ(フットボールとラウンドの中間)。
- 「ラグビーボールのようなフットボールヘッドはボトムでの安定感はあるが、少し引っかかり感が強すぎる。」
- 「まん丸なラウンドヘッドはボトムでの安定感が物足りない。」
この両者のマイナス点をカバーしているのがセミフットボールタイプのヘッドです。
これは裏を返すとそれぞれの良さを少し犠牲にしているということなのですが、そのおかげで苦手なことが少ないハイレベルなオールラウンダーに仕上がっていると感じました。
ゼロスリーハンツストロングのラインアイに注目すると、90°の縦アイであることが分かります。
90°アイのラバージグには一般的に、
- 移動距離を抑えた繊細なアクションをさせやすい
- 水平姿勢を取りやすい
といった特徴が挙げられます。
つまりゼロスリーハンツストロングは、
- 小刻みなリフト&フォールによるボトムを丁寧に探る釣り
- 中層シェイク(吊るし)の釣り
といった使い方で特に活躍してくれるということです。
アイの向き(縦アイor横アイ)のちがいに関しては正直そこまで差がないので気にしなくて良いと思いますが、気になる方は以下の記事をチェックしてください!
ウエイトバランス
次は、ウエイトバランスをチェックしていきます。
ゼロスリーハンツストロングのウエイトバランスは、フックのシャンク部分にもウエイトが配置されているウエイト分散タイプ。
このタイプは、ウエイトがラバージグのヘッドに集中しているタイプと比べて
- ヘッド(シルエット)をコンパクトにできる
- ラバージグが起き上がりにくい
という特徴があります。
逆に、ウエイト分散タイプはウエイトがヘッドに集中しているタイプと比較してカバーへの貫通性能はやや劣ります。
ま、そもそもゼロスリーハンツストロングはカバー攻略に特化して作られているわけではないのであえて言及することでもないですが…。
フック
ゼロスリーハンツストロングのフックで押さえておきたいポイントは、以下の2点。
- セミロングフック
- やや細軸フック
意外と大事なので1つずつ深掘りします。
セミロングフック
「#○サイズのフック」といった具体的なサイズは不明ですが、ゼロスリーハンツストロングのフックにはそれぞれのウエイトに合わせたセミロングフックが使われています(※オリジナルのゼロワンジグも同サイズです)。
セミロングフックは要するにシャンクの部分が長めということで、ショートシャンクと比べてトレーラーワームが固定される部分が多くなり水押しが強くなるといった特徴があるということです。
やや細軸フック
カバー攻略を想定しているラバージグと比べると、ゼロスリーハンツストロングのフックは細め。これにより貫通性が高く、より少ないフッキングパワーでも掛けられるようになっています(※フック強度が足りないという訳ではありません)。
フッキングパワーが伝わりにくい30mくらい先でのバイトや、少しロッドが柔らかい場合などで特に「持ってて良かった〜」と思わせてくれることでしょう。
ヘッド形状などからも、ゼロスリーハンツストロングは基本的にオープンウォーターでの使いやすさを重視して作られてるんだなあと感じました!
スカート
ゼロスリーハンツストロングのスカートは、中太リビングラバー(ファインラバー)とシリコンラバーのミックス。これにより、アクションさせた後のラバーのフレアが、単一素材のラバージグと比べてより複雑かつ立体的なものになります。
個人的に、これがゼロスリーハンツストロングの1番の魅力だと思います。
ちなみに、同じくO.S.Pから発売されているストロング系ジグのゼロワンジグストロングと比較すると、ファインラバーの太さがやや細いことが分かります。
ヘッド形状はもちろん、存在感でも差別化できそうですね(詳しくは 記事内リンク で紹介します)。
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カラー
記事作成時で、ゼロスリーハンツストロングは以下の8色(詳しくはO.S.P HP ゼロスリーハンツストロングをチェックしてください)。
- ブラック GS10
- テナガ GS13
- アメザリ GS16
- グリーンパンプキン/チャート GS17
- ブラックシュリンプ GS18
- シルバーシャイナー GS19
- ブラウンテナガ GS20
- ブラウンクロー GS21
個人的に気に入っているカラーは記事内で登場している「シルバーシャイナー」です。
ベイトフィッシュライクな白系のラバージグはかなり希少なのでめっちゃ助かってます!
【出しドコロ】ゼロスリーハンツストロングと他のラバージグとの使い分けについて
次は、ゼロスリーハンツストロングの出しドコロについて、
- コンセプトが似ている他のラバージグとの使い分け
- 一般的なラバージグの使い分け
の2点から説明します。
O.S.Pゼロスリーハンツ(オリジナル)
まずは、バージョン違いであるゼロスリーハンツ(オリジナル)とゼロスリーハンツストロングを比較して使い分けを考えていきます。
ゼロスリーハンツ(オリジナル)とゼロスリーハンツストロングのちがいは、以下の2つ。
- ラバーの質
- ウエイトラインナップ
ウエイトラインナップはタックルやフォールスピード調整・カバーの濃さ等で使い分けるとして、注目すべきはアクションに関わるラバーの質です。
ゼロスリーハンツシリーズには、
- ゼロスリーハンツ(オリジナル)のファインラバーモデル
- ゼロスリーハンツ(オリジナル)のシリコンラバーモデル
- ゼロスリーハンツストロングのファインラバー&シリコンラバーのミックスモデル
の3つのモデルがあるのですが、これらは
- ファインラバー・・・ラバーの艶かしいアクションを重視する場合
- シリコンラバー・・・キビキビとしたメリハリのあるアクションを重視する場合
- ミックスラバー・・・上記の両方をバランス良く求めたい場合
という風に使い分けるのがオススメです(※詳しくは以下の記事で紹介していますので、気になる方はチェックしてください)。
O.S.Pゼロワンジグストロング・バイオレータージグ等のモップジグ
次は、ゼロワンジグストロング(O.S.P)やバイオレータージグ(デプス)のように極太のラバーが使われたモップジグとゼロスリーハンツストロングの使い分けを考えていきます。
結論からいうと、ボクは
- ヘビーカバーはバイオレータージグ
- オープンなところはゼロスリーハンツストロング
- カバー攻めがメインで、たまにオープンなところを攻める場合はゼロワンジグストロング
- オープンなところがメインで、たまにカバーを攻める場合はゼロスリーハンツストロング
という使い分けをオススメします。
詳しい理由は以下の記事を参考にしてもらえればと思うので割愛しますが、ヘッド形状やウエイトバランス・アイの角度などを考えるとこの使い分けが良いと思います。
その他のラバージグとの使い分け
今回は、個別のラバージグとしてゼロスリーハンツ(オリジナル)・ゼロワンジグストロング・バイオレータージグとゼロスリーハンツストロングとの使い分けを紹介しましたが、それ以外のラバージグと使い分けることも当然あると思います。
そんな時に「これ、どう使い分ければいいんだろう?」と迷うこともあるかもしれませんが、そのような場合は以下の4点を参考にしてください。
- ヘッド形状
- ウエイトバランス
- アイの角度
- フック形状
ヘッドの形状
ラバージグを使い分ける上でチェックするポイントの1つ目は、「ヘッド形状」。
具体的にいうと、自分が持っているラバージグが
- アーキーヘッド
- フットボールヘッド
- ラウンドヘッド
の3タイプのどれに分類されるのかをチェックするということです。
ヘッド形状の違いによって活躍する状況(得意とする状況)が変わるので、ここは必ず押さえておくようにしてくださいね。
ウエイトバランス
ラバージグを使い分ける上でチェックするポイントの2つ目は、「ウエイトバランス」。
具体的には、
- ヘッドにウエイトが1点集中しているタイプ
- ウエイトが全体に分散しているタイプ
のどちらかです。
この違いはちょっとした差かもしれませんが、ジグゲームへのこだわりが強い人は必ず意識しているといった印象。知る人ぞ知るといった項目なので別に読まなくてもOKですが、気になる方は以下の記事をチェックしてください。
アイの角度
ラバージグを使い分ける上でチェックするポイントの3つ目は、「アイの角度」。具体的にいうと、アイがどれくらい寝てるor立ってるかをチェックするということです。
詳しくは以下の記事で紹介しているのでそちらをチェックしていただきたいのですが、大まかにいうと、
- アイが寝ている→カバー攻略に向いている
- アイが寝ている→キビキビとしたアクションがしやすい
という傾向にあります。
フック形状
ラバージグを使い分ける上でチェックするポイント。最後は、「フック形状」です。
具体的には、
- フックの太さ
- ゲイプ幅
- フックベンド
- シャンクの長さ
をチェックします。
この違いはフッキング性能やアクション・カバー回避性能などにつながるので、必ずチェックしておきましょう(※こちらも以下の記事で詳しく解説しています)。
【THE・万能】ゼロスリーハンツストロングのおすすめな使い方とアクション・タックル・トレーラーワームについて
さいごに、ゼロスリーハンツストロングのオススメな使い方とアクション・タックルセッティング・トレーラーワームの考え方について紹介します。
とはいえ、ゼロスリーハンツストロングは何でもこなしてくれるラバージグなので、どんな使い方でも満足できると思います。
それを踏まえた上で、「ぜひこの方法で使ってみて欲しい!」というものだけを紹介します。
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【絶対】ソーク
どのように使う場合でも、まずは必ずソークしてください。ラバージグが別物になります。
やり方は簡単で、ゼロスリーハンツストロングをベビーオイルに24時間つけるだけ。それだけでゼロスリーハンツストロングのファインラバー部分がより艶かしくアクションするようなるので、ソークは絶対するようにしましょう。
アクション(動かし方)について
ゼロスリーハンツストロングのアクション(動かし方)に関しては、ぶっちゃけ何でもOK。これこそ、ゼロスリーハンツストロングが万能型と言われる所以です。
具体的な動かし方は以下の記事を参考にしてもらえればと思うのですが、その中でも個人的におすすめな動かし方は、どのアクションにおいてもステイを長めにとることです。
ゼロスリーハンツストロングをアクションさせて止めた時の、シリコンラバーがパッと開いてそのあとにファインラバーがふわ〜っと漂う時間差のある立体的な動きをイメージして使ってみてください。
チャターベイトとして
個人的にけっこうオススメなのが、ゼロスリーハンツストロングをチャターベイトに改造して使うこと。中太のファインラバーがゆらゆらと揺れながらスイミングする様子を見ると、きっと病みつきになると思います。
特にオススメなのが、3.5gや5gといった軽量なジグに大きめなブレードをつけた「小さいのに強い波動のチャター」。
これ、たまらん。
タックルについて
正直、ゼロスリーハンツストロングはウエイトのラインナップが多くどんな使い方でもハイレベルにこなしてしまうので、「このタックルがおすすめです!」といった紹介が難しいです。スミマセン…。
なので本記事では、
- そもそものジグロッドを選び方
- チャターベイトとして使う場合のタックルセッティング
の記事リンクを貼っておくだけにしておきます。気になる方はぜひチェックしてください。
トレーラーワームについて
ゼロスリーハンツストロングに合わせるトレーラーワームは、タイプ(クロー系・シャッド系etc…)に関しては何でもOKです。ただしフックゲイプがあまり広くないので、ボリュームのあるワームはフッキング性能が悪くなるので避けた方が良いです。
ということで、個人的なオススメはやや細身のワームであったり扁平なワームです。
さいごに
今回は、O.S.Pのゼロスリーハンツストロングのインプレと使い方、他のラバージグとの使い分け、タックルセッティングについて紹介しました。
冒頭でもお伝えした通り、ゼロスリーハンツストロングは
- 汎用性が高くジグゲームの先発ルアーとして優秀
- ファインラバーとシリコンラバーのミックスによる複雑で立体的なアクション
という素晴らしい特徴があるので、バス釣りを始めたばかりの方にも猛者にもオススメできます。
ぜひ、手数の1つに加えてみてください。